白髪について

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 日本の白髪人口は、 40歳以上で5000万人と推定されており、白髪の発生は一般に男性では30歳前後、女性では35歳前後より始まり、白髪が頭髪全体の50%になるのは55歳前後であると言われています。ただし頭髪の状態は個人差が激しく、もっと若くて発生している人もいることから、必ずしも一様ではありません.また白髪が発生したからといって、体も老化しているわけではありません。

 普通はメラニン色素を含んだ細胞がそのまま押し上げられて皮質を作るので、毛は黒く見えるのですが、メラニン色素が供給されなくなると白髪になってきます。現在、白髪が発生する原因として最も新しい説は、「色素幹細胞は自己を複製しながら、色素を作る細胞(メラノサイト)も生み出しているが、DNAの損傷を修復できないと自己複製機能は失われ、幹細胞が全て分化してしまい、枯渇したから」(西村栄美東京医科歯科大教授・金沢大などの研究チーム)というように考えられています。毛髪をはじめ、皮膚や内蔵器官まで体の至る所にメラニン色素はありますが、毛髪、皮膚、瞳孔など皮膚表面に含まれるメラニン色素は、私たちの体を紫外線の害から守るために作られています。赤道直下に住む人種は、紫外線の害が強い環境に暮らしているため、髪はちぢれた黒髪で、北欧などの太陽光線の弱いところに住む人種は、メラニン色素が少なく髪は直毛やウェーブ毛で明るい金髪になっています。

 この大切なメラニン色素がなぜ加齢するにつれて供給されなくなり、白髪が増加するのでしょう。白髪になるメカニズムをわかっていても、 なぜ白髪になる必要があるのかなどの根本の原因は、まだはっきりとはわかっていないということです。急激に白髪が増えたり、頭髪の一部に固まって発生するような場合、慢性胃腸疾患、マラリア、貧血症、甲状腺疾患、脳下垂体機能低下症、尋常性白斑、円形脱毛症などの病気が隠れていることもありますので、遺伝的体質や加齢以外の場合は注意が必要です。

 人体の老化とともに新陳代謝機能が鈍くなり、酵素の働きも衰え、ビタミンやミネラルタンパク質、炭水化物、脂肪等、人体の維持に必要な栄養素の吸収能力が低下してきますので、これらを補給してメラノサイトを活発にしてやればよいということになります。白髪を防ぐビタミン類としては、主としてパントテン酸カルシウム.パントテン酸ナトリウム、パラアミノ安息香酸等が良いと言われています。これらはレバー、無精製の穀類、小麦胚芽、ビール酵母、ふすまなどに多く含まれています。
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